ワカメを食べるとハゲない？ハゲのウソ・ホント

本当

いきなり精神的ショックを与えてしまったかもしれませんね（笑）。厳密に言うと「ハゲそのものが遺伝」するのではなく「ハゲになりやすい体質」が遺伝します。

2005年にドイツの研究チームが「ハゲに関わる遺伝子」についての発表をしました。研究の内容は、40歳以前にハゲ始めた男性を集めて、その男性たちの家系の血液を分析したというものです。その結果、若くしてハゲ始めた人たちは、X染色体に変異が多く見られ、男性ホルモンの働きが強くなり抜け毛が起こりやすと言うものです。このX染色体は母親からしか遺伝しません。母方の祖父がハゲていると自分もハゲるという話はこの研究結果からきています。

しかし、体質は生活習慣や環境を改善することである程度は変える事が可能ですので、もちろんハゲ家系でもハゲ進行を抑制することは可能です。また、ハゲは複数の原因が重なって発症すぶことがほとんどですので、母方のおじいちゃんがハゲているから自分もハゲるという判断はあまりにも飛躍しています。ドイツチームの研究も100％証明されたわけではないので、あまり気にせずに今できる育毛対策を行いましょう。

ウソ

髪の毛の色は毛髪内部のメラニン色素によって変化するわけですが、このメラニン色素生成機能と発毛機能には、今のところ関連性は確認できていません。白髪家系でもハゲる人はハゲますし、黒髪でフサフサの高齢者もいます。専門家の間では、単に白髪だからハゲが目立ちにくいだけという話もある程度一般化しています。ですので、「オレは白髪家系だから大丈夫。ハゲない！」と思ってる方も、不規則な生活を送っているとあっという間にズルズルになってしまいますので気をつけてください。

ウソ

これもよく耳にするウワサですね。ヒジキとか海藻類全般について、特におじいちゃんおばあちゃんが言っている気がしますが、そんなことはありません。確かに海藻類には毛髪生成に必要なミネラルが含まれています。しかしそこから摂取できる頭皮への栄養はごくわずかです。
それよりも、毛髪生成に必要な「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」などの栄養をバランスよく摂取できる食事が大切です。油っこいものは控えて、お酒も飲み過ぎないように注意しましょう。

ウソ

もはやマンガの世界ですね。。マンガの中で「頭皮に刺激を与えることで〜〜」と言ったいたりしますが、これに関しては正解です。発毛指令を出す毛乳頭の働きが活発でない場合、刺激を与える事で再び活発に働き始め、毛母細胞が分裂を開始することがあります。また、固くなった頭皮は血流の流れが悪化しているため、毛乳頭が十分な養分・酸素を受け取れない可能性があります。ですので頭皮に刺激は与えた方がいいのですが、ブラシで頭皮を叩くのは乱暴すぎます。場合によっては頭皮を傷つけハゲの原因を作り出しますので逆効果です。頭皮に刺激を与えるのであれば頭皮マッサージがよいでしょう。頭部を手の平で包み込んで指の腹全体で頭皮をモミモミして適度な刺激を与えるようにしましょう。

微妙

曖昧な回答ですが、帽子やヘルメットが直接ハゲにつながるわけではありません。怖いのは帽子やヘルメットを長時間被っていた場合に起こる、頭皮の蒸れです。頭皮が蒸れると毛穴が開き、皮脂や汗が過剰に分泌されます。すぐに洗浄できればいいですが、長時間放置していると毛穴を詰まらせ、さらに風通しも悪いので細菌も発生しハゲの原因になります。また、頭皮を圧迫し血行不良の状態が長く続くのも毛髪にはよくありません。
ヘルメットなどは仕事で被る必要があると思いますので脱ぐわけにはいかないと思いますが、たまに汗を拭いたり、頭皮マッサージを行っていれば問題ないでしょう。当然毎日のシャンプーは欠かさないでください。